八戸沖商業捕鯨で初水揚げ

八戸港を拠点とした32年ぶり再開の商業捕鯨で初めて水揚げされたミンククジラ=24日、八戸市第1魚市場前岸壁
八戸港を拠点とした32年ぶり再開の商業捕鯨で初めて水揚げされたミンククジラ=24日、八戸市第1魚市場前岸壁
32年ぶり再開の商業捕鯨で、八戸港を拠点に22日から沿岸操業をしている小型捕鯨船が24日、初めてミンククジラ1頭を捕獲、同港に水揚げした。鯨体は同日中にトラックで宮城県石巻市に陸送された。解体処理の後、27日に八戸市第3魚市場をはじめ全国の.....
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 32年ぶり再開の商業捕鯨で、八戸港を拠点に22日から沿岸操業をしている小型捕鯨船が24日、初めてミンククジラ1頭を捕獲、同港に水揚げした。鯨体は同日中にトラックで宮城県石巻市に陸送された。解体処理の後、27日に八戸市第3魚市場をはじめ全国の市場で販売される。[br] 捕獲したのは「鮎川捕鯨」(同市)の小型捕鯨船「第3大勝丸」(19トン)。同日午後1時ごろ、尻屋崎に近い太平洋の沖合でミンククジラを発見、捕獲した。体長8メートル、重さ6トンのメス。マイワシを捕食していた。昨年まで行われた調査捕鯨を含め、8メートルを超える大型が八戸で水揚げされるのは珍しいという。[br] 小型捕鯨船4隻の船団は17日に八戸入り。しかし、しけの影響でなかなか出漁できず、操業は22日に続き2回目だった。同船の砲手(船頭)の阿部孝喜さん(49)は「ようやく1頭目を捕獲できた。例年はこれから漁が上向くので、今後に期待したい」と話した。[br] 八戸拠点の漁は5月末までの予定。八戸港を拠点とした32年ぶり再開の商業捕鯨で初めて水揚げされたミンククジラ=24日、八戸市第1魚市場前岸壁