ホップ栽培拡大へ 佐井村

新たにホップを栽培する休耕地の雑草を刈る佐井村民有志
新たにホップを栽培する休耕地の雑草を刈る佐井村民有志
「日本で最も美しい村づくり」の一環で、オリジナルクラフトビール造りに取り組む佐井村民有志が18日、ホップ畑を広げるため、福浦地区の休耕地で草刈りを行った。苗の定植は5月下旬を予定しており、ビール造り2年目となる本年度は、既にある中道地区の畑.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 「日本で最も美しい村づくり」の一環で、オリジナルクラフトビール造りに取り組む佐井村民有志が18日、ホップ畑を広げるため、福浦地区の休耕地で草刈りを行った。苗の定植は5月下旬を予定しており、ビール造り2年目となる本年度は、既にある中道地区の畑と合わせてホップの生産を拡大し、ビールの一般販売を目指す。[br] 村は2016年10月、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟。行政と住民の協働のまちづくりにより、30年までに「日本で最も小さくかわいい漁村」を目指すビジョンと、28項目のアクションプランを17年3月に策定した。ビール造りはプランの一環で、昨年度は初の村産ビールを試験醸造した。[br] 福浦地区の畑は地区住民の所有で、18年度に閉校した福浦小中学校近くにある。約10アールのうちの一部を借りてホップを栽培する。[br] 同日は、村民有志による「日本で最も小さくかわいい漁村づくり推進プロジェクトチーム」の15人が参加し、生い茂る雑草を機械や鎌で刈り取った。今後、重機で耕した後、ホップのつるをはわせる支柱を立てて定植に備える。[br] 本年度はさまざまな味のビールを造れるよう、新たな品種として「ナゲット」「クリスタル」の苗も植える。製造するビールには地区にちなんだ名称を付けて地元をPRするとともに、ビールに合う料理作りなど食にスポットを当てた事業も合わせて展開し、多方面から村の活性化を図る。[br] プロジェクトチームリーダーの奥本太朗さん(48)は、「昨年よりも収量を増やしたいし、品質にもこだわっていきたい」と意気込んでいた。新たにホップを栽培する休耕地の雑草を刈る佐井村民有志