【新型コロナ】十鉄300人一時帰休/全社員対象

十和田市の十和田観光電鉄(佐藤行洋代表)は17日、新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化に伴い、全社員約300人を対象とした一時帰休と、役員報酬の10%削減を発表した。同社によると、3月の売り上げが前年同月比69%減となるなど、観光部門.....
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 十和田市の十和田観光電鉄(佐藤行洋代表)は17日、新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化に伴い、全社員約300人を対象とした一時帰休と、役員報酬の10%削減を発表した。同社によると、3月の売り上げが前年同月比69%減となるなど、観光部門を中心に大きな打撃を受けているという。社員の雇用は維持する方針で、路線バスはこれまで通り運行を続ける。[br] 観光部門では、利用客の低迷により、十和田富士屋ホテルの9月末での閉館が決定。観光バスは4、5月の予約がなく、高速バスも現在、全便を運休する。十和田湖遊覧船は、運航開始のめどが立っていない。[br] 社員が月に数日程度休む、一時帰休は3月20日から段階的に実施しており、休む日数は、担当する業務によって異なる。期間は未定で、休業中の給与の支払いについては、国の雇用調整助成金の活用を想定する。労働組合には既に合意を得ているという。[br] 役員報酬減額は2人が対象で、4月分から当面3カ月間を予定する。[br] 同社を含む国際東北(盛岡市)グループで同様の対応をしており、佐藤代表は「事業存続のため、一致団結してこの危機に立ち向かう」と話す。