高齢者施設利用者がマスク作り

施設職員(左)と協力して布マスクを作製する利用者
施設職員(左)と協力して布マスクを作製する利用者
新型コロナウイルスの感染拡大で、高齢者介護施設でも警戒が強まる中、利用者と職員が一丸となって苦境を乗り切ろうと、八戸市の社会福祉法人寿栄会(田名部厚子理事長)が運営する「寿楽荘デイサービス」の利用者が布マスク作りに取り組んでいる。田名部泰喜.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大で、高齢者介護施設でも警戒が強まる中、利用者と職員が一丸となって苦境を乗り切ろうと、八戸市の社会福祉法人寿栄会(田名部厚子理事長)が運営する「寿楽荘デイサービス」の利用者が布マスク作りに取り組んでいる。田名部泰喜施設長は「自分たちで作ったマスクを利用者や職員みんなで付けることで、楽しみながら感染予防ができれば」と期待を込める。[br] 同施設では、マスクが不足し始めた3月上旬から、デイサービス利用者のレクリエーションの一環として布マスク作りに着手。日を追うごとに感染への警戒が強まり、外出を伴う行事を自粛するなど閉そく感に包まれていることから、施設内でやりがいを感じながら楽しく感染予防をしようと取り組みを始めた。[br] 利用者は色とりどりの布を使い、ミシン掛けや手縫い、アイロン掛けなどの作業を分担して作製。使ってもらう人への思いを込めて一つ一つ丁寧に作業を進めていた。[br] 同施設ではこのほか、職員が紙コップなどさまざまな素材を使ったユーモアあふれる“変わりマスク”作りにも取り組み、利用者らの笑いを誘っている。田名部理事長は「今こそ、職員みんなで力を合わせて笑顔を絶やさず、明るく乗り越えていけたら」と話していた。施設職員(左)と協力して布マスクを作製する利用者