県立学校、新学期からの再開を通知/岩手県教委

新型コロナウイルス感染防止の臨時休校について、文部科学省が学校再開に向けた指針を示したことを受け、岩手県教委は25日、各県立学校に対し、感染対策を徹底した上で、4月の新学期から学校を再開するよう通知した。入学式や始業式などの年度初め行事は開.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 新型コロナウイルス感染防止の臨時休校について、文部科学省が学校再開に向けた指針を示したことを受け、岩手県教委は25日、各県立学校に対し、感染対策を徹底した上で、4月の新学期から学校を再開するよう通知した。入学式や始業式などの年度初め行事は開催時間を短縮し、部活動は参加を強制しない。[br] 県教委によると、公立学校の始業式や入学式の多くは4月7、8日に予定している。式典で出席者は1メートル以上の間隔を空け、人数が多い場合は体育館での集会形式は取らず、校内放送やプリント配布で対応する。[br] 部活動は平日2時間以内、休日3時間以内とし、生徒が接近した状態での練習や活動は控える。屋内の活動は、ドアノブ、手すり、スイッチなどの消毒を徹底するよう指導。県内の他校との合同練習や練習試合は、移動が短時間で宿泊が伴わない場合のみ可能とし、県外遠征は当面自粛する。[br] 学校再開に当たっては、検温や風邪症状の確認を家庭と連携して実施し、発熱症状がある場合は自宅で休養させる。教室のこまめな換気やマスク着用を呼び掛けた。児童生徒や職員の感染が判明した場合、文科省が示したガイドラインに沿って出席停止や臨時休校などを判断するという。[br] 同日の定例会見で、佐藤博教育長は「急な形での一斉休校だったが、学校職員の方々に柔軟に対応してもらった。今後は感染リスクをいかに抑え、通常の学校生活を確保していくことが大事だ」と話した。