【新型コロナ】小学校教諭、放課後クで“出張学習会”/新郷

戸来小教諭(右)から勉強のサポートを受ける児童=24日、新郷村
戸来小教諭(右)から勉強のサポートを受ける児童=24日、新郷村
新型コロナウイルス対策による小中学校の臨時休校を受け、新郷村の放課後児童クラブでは村立戸来小の教師が訪れ、児童の学習支援を行っている。23日からは村教委が山村開発センターに専用スペースを開設。クラブに登録する児童向けに勉強会を開いている。 .....
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 新型コロナウイルス対策による小中学校の臨時休校を受け、新郷村の放課後児童クラブでは村立戸来小の教師が訪れ、児童の学習支援を行っている。23日からは村教委が山村開発センターに専用スペースを開設。クラブに登録する児童向けに勉強会を開いている。[br] 文科省は休校期間中、教職員が放課後児童クラブで指導業務に携わることは差し支えないとしている。村のクラブに利用登録しているのは27人で、ほとんどが同小児童。休校中の現在は長期休業中と同様に、午前7時半から午後7時まで開設している。[br] 同小では教師が休校開始直後から、毎日数人がクラブの活動拠点である「美郷館」を訪れ、児童に出した課題のサポートしてきた。9日からは学年別に希望者を受け入れる分散登校を実施したが、19日で終了したため、村教委が美郷館に加え、同センターのホールを勉強用に開放。勉強会は午前9時~正午、修了式の26日を除く27日までの4日間、同小の教師や特別支援教育支援員が指導に当たる。[br] 24日は、ホールに児童約20人が集合。手指消毒剤を置き、45分ごとの休憩時間には室内の換気も行うなど感染対策を講じた。漢字ドリルを解いていた同小2年の坂根丞(じょう)君(8)は「苦手な漢字を先生から教えてもらえるので、課題がどんどん進む」と笑顔を見せた。[br] 教諭の一人は「クラブを利用する児童はじかに様子をチェックできるが、自宅にいる児童はどう生活しているか見えず、心配な面もある」と話していた。戸来小教諭(右)から勉強のサポートを受ける児童=24日、新郷村