十和田湖畔休屋の廃屋ホテル 20年度中に撤去完了へ/小泉環境相

十和田八幡平国立公園内の十和田湖畔休屋地区で、国有地に放置された廃屋が景観を損ねている問題に関して、小泉進次郎環境相は24日の参院環境委員会で、既に廃業した十和田観光ホテルの建物撤去が2020年度中に完了するとの見通しを示した。質問に立った.....
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 十和田八幡平国立公園内の十和田湖畔休屋地区で、国有地に放置された廃屋が景観を損ねている問題に関して、小泉進次郎環境相は24日の参院環境委員会で、既に廃業した十和田観光ホテルの建物撤去が2020年度中に完了するとの見通しを示した。質問に立った自民党の滝沢求議員は「跡地を新たな事業者が活用できるようにすることが重要だ」と指摘し、地元と連携して湖畔の観光再生に取り組むよう求めた。[br] 同ホテルを巡っては、建物の収去と土地明け渡しをホテル側に命じる判決が青森地裁十和田支部で19年に確定。同省は今後、撤去に必要な執行手続きを申請する。さらに小泉氏は、休屋地区の廃屋で特に景観を損ねると判断した残り2件ついても、優先度が高いとして手続きを進めていると説明した。いずれも建物の撤去などを命じる判決が確定したという。[br] また、同省が訪日客の取り込みに向け「国立公園満喫プロジェクト」に選定した同公園の外国人利用者数については、選定前の15年が7千人だったのに対し、18年は2万9千人に増加したことも明らかにした。小泉氏は「新型コロナウイルス(の影響)で外国人観光客が相当減っている。現場の状況を注視したい」と述べた。