【新型コロナ】青森県危機対策本部「感染拡大防止に全力」

新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された青森県内。県は23日夜、県庁で危機対策本部会議を開き、感染拡大防止に全力を挙げることを確認した。既にイベント自粛や学校の臨時休校などの措置は講じられているが、今後は感染予防の徹底が重要になる。医療.....
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 新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された青森県内。県は23日夜、県庁で危機対策本部会議を開き、感染拡大防止に全力を挙げることを確認した。既にイベント自粛や学校の臨時休校などの措置は講じられているが、今後は感染予防の徹底が重要になる。医療機関は検査や治療のさらなる態勢整備に迫られる。[br] 県は八戸市保健所が行う積極的疫学調査などへの支援を行う構え。有賀玲子健康福祉部長は「感染拡大防止に向け、迅速かつ全力で対応する」と強調した。[br] 県内で感染の有無を検査できるのは県環境保健センター(青森市)のみで、処理能力は1日40件。民間でできる施設はない。県内の感染症指定病床は6指定病院の29床にとどまる。[br] 今後、指定医療機関で対応が不足した場合、県はそれ以外の医療機関からの協力を検討する構えだ。医療崩壊を避けるには流行の抑制が不可欠。感染者の周囲の協力に加え、県民への情報提供も鍵を握る。[br] 三村申吾知事は「正しい情報提供など県民の不安解消に努めるので冷静な対応をお願いしたい」と求め、手洗いやアルコール消毒など基本的な予防のほか、体調不良の場合は会社を休むといった感染拡大防止のための取り組みを継続するよう求めた。