県内初「親なき後問題」に対応 三沢市が新年度、障害者支援事業

三沢市は新年度、障害のある人が親を亡くした後も地域で安心して暮らせるよう支援するための事業を実施する。市によると、青森県内では初の試み。 「親なき後問題」に対応した事業で、精神障害や知的障害のある人とその家族が対象。市内には約60世帯がいる.....
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 三沢市は新年度、障害のある人が親を亡くした後も地域で安心して暮らせるよう支援するための事業を実施する。市によると、青森県内では初の試み。 「親なき後問題」に対応した事業で、精神障害や知的障害のある人とその家族が対象。市内には約60世帯がいるという。[br] 事業は(1)障害者緊急時ステイ事業(2)地域生活支援コーディネート事業(3)24時間緊急時相談支援―の三つ。利用は無料。市から委託を受けた同市の社会福祉法人・楽晴会が地域生活支援拠点として事業を実施する。[br] (1)は家族が家を空けるときに介護施設を宿泊場所として提供する。(2)はコーディネーターが将来の親なき後の自立生活に向けた支援を実施。(3)は365日いつでも電話で相談を受け付ける。(2)と(3)は登録が必要。[br] 従来は障害支援区分の認定がなければ、障害者福祉サービスを受けられなかった。今回の事業では認定の有無にかかわらず支援する。市障害福祉課は「精神、知的障害のある人を一人も取り残さないよう支援していきたい」としている。[br] 登録は4月から受け付ける。申し込みは楽晴会の療育・障害者相談センターボイス=電話0176(53)2241=。事業の詳細は三沢市障害福祉課=電話0176(51)8772=へ。