統廃合方針変更せず 教育会議で決定/新郷小中学校再編

新郷村立小中学校の統廃合方針について、村内4校のPTAから一部変更を求める要望書が提出されたことを受け、村は18日、村役場で総合教育会議を開き、協議の結果、従来通り、西越小と野沢中を閉校とし、2021年4月から戸来小と新郷中にそれぞれ統合す.....
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 新郷村立小中学校の統廃合方針について、村内4校のPTAから一部変更を求める要望書が提出されたことを受け、村は18日、村役場で総合教育会議を開き、協議の結果、従来通り、西越小と野沢中を閉校とし、2021年4月から戸来小と新郷中にそれぞれ統合することを決めた。櫻井雅洋村長は「早期統合が大方の意見と捉えている。その実現へ、村民に理解を求めていく」としている。[br] 会議には櫻井村長や岡田稔教育長ら7人が出席し、冒頭以外、非公開で行った。櫻井村長によると、一部出席者から、4校いずれも閉校にして新設校を設置することについて検討を求める意見も出たが、最終的には全員が従来の統合案を了承した。[br] 村は決定について、今月発行の広報に掲載し、周知を図る。また、これまで情報発信が不足していた反省を踏まえ、今後は定期的に広報に議論の進捗(しんちょく)状況を掲載することも決めた。[br] 会議後の取材に、櫻井村長は「一つ一つの意見を取り入れることは大事だが、議論が前進しなくなる。早期統合という大多数の要望を実現するため、村教委の主導で議論を加速させる」と話した。[br] 統合を巡っては、村が昨年10月までに基本方針を決定したが、PTA側からは同方針を疑問視する声が上がり、今年1月、4校のPTAが、▽4校いずれも閉校にして新設校を設置する▽統合時期を延期する▽保護者との意見交換会を開く―の3項目を検討するよう村に求めていた。