統合の在り方再検討へ 新郷村とPTAが意見交換会/村小中学校再編

小中学校統廃合を巡り、保護者を対象に開かれた意見交換会=17日、新郷村
小中学校統廃合を巡り、保護者を対象に開かれた意見交換会=17日、新郷村
新郷村立小中学校の統合方針を巡り、村は17日、村都市農村交流センター美郷館で、中学生以下の子どもを持つ保護者との意見交換会を開いた。村内4校のPTAからの要望書に応える形で行われ、櫻井雅洋村長はこの日挙がった意見を参考に、18日の総合教育会.....
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 新郷村立小中学校の統合方針を巡り、村は17日、村都市農村交流センター美郷館で、中学生以下の子どもを持つ保護者との意見交換会を開いた。村内4校のPTAからの要望書に応える形で行われ、櫻井雅洋村長はこの日挙がった意見を参考に、18日の総合教育会議で統合の在り方を再度、検討する考えを示した。[br] 総合教育会議はこれまで、2校ずつある小中学校を2021年度から1校ずつに再編し、西越小と野沢中を閉校とし、戸来小と新郷中にそれぞれ統合する方針を決定。校舎は戸来小と野沢中を活用し、戸来小は「新郷(しんごう)小」に改称するとしている。[br] これに対し、PTA側は1月30日、村に提出した方針の一部変更を求める要望書で、▽4校いずれも閉校として新設校を設置▽準備期間が短いため統合時期を延期する▽保護者が情報不足のため意見交換会を開く―の3項目を検討するよう求めていた。[br] 意見交換会には保護者や村議ら約70人が出席。事前に4校としんごう保育園の保護者から募った質問や要望に対し、櫻井村長と岡田稔教育長が回答する形で、これまでの議論の経緯や校舎活用の考え方、村の財政状況などを説明した。[br] 櫻井村長は「総合教育会議の決定は尊重されるべきだ。ある程度、行政主導でなければ議論が進まない」と理解を求めた上で、「皆さんの意見も参考に、統合に向けて理解を得ながら取り組んでいく」とした。[br] 終了後の取材に、村連合PTAの長根龍児会長は「(18日の)総合教育会議の議論を待ちたい。要望通りにならなくても、保護者の気持ちが伝えられた部分はある」と話していた。小中学校統廃合を巡り、保護者を対象に開かれた意見交換会=17日、新郷村