執念、集中打で逆転 最後は澤波決めた 光星サヨナラV

最終回、「諦めるなー」の掛け声がベンチから飛び交う中、八学光星は執念と言える粘りの攻撃を見せた。2点差を追い掛ける展開。それまで再三のチャンスで1本が出ず、強打を誇る光星らしくない拙攻が続いていた。 九回、先頭の3番武岡龍世が安打で出塁して.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 最終回、「諦めるなー」の掛け声がベンチから飛び交う中、八学光星は執念と言える粘りの攻撃を見せた。2点差を追い掛ける展開。それまで再三のチャンスで1本が出ず、強打を誇る光星らしくない拙攻が続いていた。  九回、先頭の3番武岡龍世が安打で出塁して一気に反撃ムードに。続く近藤遼一、下山昂大が連打で1点を加え、原瑞斗の犠飛で同点となった。  1死三塁のサヨナラの場面で、打席にはこの日無安打の澤波大和。2球目の内角の球を見送ると、ベンチの仲井宗基監督からげきが飛んだ。七回の打席で内角球で見送り三振をしてしまい、指導を受けたばかりだった。「次は必ずバットを振って飛ばす」  3球目、同じコースに来たのは変化球。迷わずにスイングし、ボールが右翼線際へ落ちた。「ミスがたくさんあったが、最後に取り返せたと思う。うれしい瞬間だった」と澤波。  今春から3季連続で優勝を果たしたが、試合後、作戦や攻撃面での反省点を口にした仲井監督。主将を務める武岡も「新チームとして、もっとうまくやれる部分があるはず」と課題を見据える。  最終盤に見せた勝負強さを武器にして、東北大会を戦い抜くはずだ。 [right]2018年秋季県大会・決勝 弘前東 VS 八学光星 [/right]