十和田市が焼山地区の奥入瀬渓流温泉スキー場に植栽したシバザクラが見頃を迎え、同市版DMO(観光地域づくり推進法人)十和田奥入瀬観光機構は15日から、熱気球を活用して高所から観賞する実証事業を行う。色鮮やかなシバザクラのじゅうたんと周辺の山並みを眺望できる。[br][br] スキー場のシバザクラは、同地区の夏場の誘客を目的に市が2017、18年度に植え付け。現在は約6千平方メートルに計約7万4千株が咲き、春の人気スポットになりつつある。[br][br] 熱気球は新たな体験や眺望スポットを探るための取り組み。約200メートル先の駐車場に設置した係留型の熱気球で、最大15メートルの高さまで上昇。約10分間の“空の旅”で眺めを楽しむ。[br][br] 13日は報道陣や近隣の関係者向けの内覧会が行われた。体験した同市の清水ひとみさん(37)は「早朝の景色はすがすがしく、高所からまた違った見方ができてきれい」、長男陽太君(8)は「上からの景色の方が好き」と笑顔を見せた。[br][br] 一般向けの実証期間は15~23日で、時間は午前6~9時。フライトは30分ごとで、搭乗は1回につきパイロット1人含めて6人まで。搭乗には前日までの予約が必要で、同機構のホームページか、市観光物産センター窓口で受け付けている。21~23の3日間は当日の現地受け付けのみ。天候次第では中止する。料金は事前予約が大人3千円、中学生以下2千円で、当日はプラス500円。[br][br] シバザクラの見頃は今月末まで。