青森県は12日、県内で35人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。保健所管内別では青森市15人、五所川原7人、弘前6人、むつ4人、上十三2人、東地方1人。また、新型コロナに感染していた青森市の1人(年代性別非公表)が10日に死亡したと明らかにした。県内の感染者数は累計1873人、死者数は27人となった。[br][br] 同市では、クラスター(感染者集団)が発生した青森慈恵会病院で、新たに80代以上の男女2人が感染。通所型高齢者施設のクラスター関連では、20代と80代以上の女性が感染した。[br][br] クラスターが発生した五所川原管内の飲食店では、同管内の20~40代男女3人、青森市の30代と40代の男性が感染した。[br][br] むつ管内で感染が判明した20代の男性3人は、むつ市によると海上自衛隊大湊基地に所属する自衛隊員。このほか、青森市の50~80代以上の男女4人、五所川原管内の20代と40代の男性、弘前管内の30代と50代の女性計3人も既に感染が判明した人の接触者だった。[br][br] 感染経路不明の感染者は計14人。内訳は、青森市の20~60代男女5人、弘前管内の20代と50代男女計3人、上十三管内の50代と60代男性、五所川原管内の40代男女、むつ管内の60代男性、東地方管内の10歳未満1人。このうち上十三管内の50代男性は東北地方への移動歴があった。[br][br] 県は12日、東青地域の庁舎で勤務する50代男性職員の感染を公表した。既に感染が判明している40代男性職員の同僚。県民と接する業務には携わっていない。[br][br] 県教委も同地域の県立学校に勤務する教職員1人の感染を明らかにした。部活動の引率で、先週末に県内で開かれた大会に参加していた。この大会で接触した児童生徒や教職員は約30人で、現在検査を行っている。児童生徒の所属は、複数の学校に及ぶという。[br][br] 県内の入院者数は80人で、確保している病床201床の使用率は39・8%。