秋の蔦沼、対策期間4倍に 協力金と早朝入場予約制/十和田

十和田湖周辺交通渋滞対策協議会(会長・小山田久十和田市長)は19日、紅葉期の蔦沼(同市)の適正利用に向けた早朝入場の事前予約制と協力金徴収について、今年は10月14日~11月7日の25日間で実施することを決めた。予約制と協力金は昨年、10月.....
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 十和田湖周辺交通渋滞対策協議会(会長・小山田久十和田市長)は19日、紅葉期の蔦沼(同市)の適正利用に向けた早朝入場の事前予約制と協力金徴収について、今年は10月14日~11月7日の25日間で実施することを決めた。予約制と協力金は昨年、10月下旬の6日間で初めて実施したが、対策期間の前後に混雑が発生したのを踏まえ、期間を4倍に延長した。[br][br] 十和田八幡平国立公園内にある蔦沼は、朝焼けの紅葉の絶景が全国的に人気を集める一方、展望デッキの利用マナーは年々悪化している。周辺には駐車場が少なく、路上駐車や渋滞も深刻化していたことから、協議会は、展望デッキの入場料や駐車場利用料金として、協力金の徴収を昨年初めて実施した。[br][br] 協議会によると、今年の対策期間は、昨年の入山者数の実績から設定した。10月14日から25日間とし、このうち16~31日はハイシーズンと位置付け、早朝の入場を予約制にする。[br][br] 協力金は、車1台当たり千円で、ハイシーズン中は2千円に増額。早朝の予約については、車1台4千円(運転者1人分を含む)に加え、同乗者1人につき2千円を新たに求める。[br][br] 予約は6月ごろからインターネット上で募集を始め、1回約150人をめどに抽選を行う。[br][br] 対策期間などは、利用者アンケートで継続実施を求める意見が多かったことなどを踏まえ、19日に市役所で開いた総会で決定した。来年からは、観光バスからも協力金を徴収する方向で検討を進める。[br][br] 協議会事務局は取材に「今年は対策期間を延ばすが、結果的にこれが適正だったかなど、必要に応じて見直し、国立公園の保護と活用を両立する」と話した。