青森県内歩行中小学生の交通事故 過去10年間死傷者472人、登下校時多く

青森県警は12日、県内で2011~20年に発生した歩行中の小学生の交通事故状況を公表した。死傷者数は472人で、登下校時に事故に巻き込まれるケースが多かった。このうち死亡・重傷者57人で見ると、1、2年生が43人と4分の3を占めた。県警交通.....
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 青森県警は12日、県内で2011~20年に発生した歩行中の小学生の交通事故状況を公表した。死傷者数は472人で、登下校時に事故に巻き込まれるケースが多かった。このうち死亡・重傷者57人で見ると、1、2年生が43人と4分の3を占めた。県警交通企画課は、保護者に子どもと通学路の危険箇所を確認することや、運転手に「かもしれない運転」と側方通過時の間隔確保を呼び掛けている。[br][br] 死傷者数を学年別に見ると、1年生が134人(28・4%)と最も多く、2年生115人(24・4%)、3年生97人(20・6%)と続いた。学年が低いほど死亡したり、けがをしたりする傾向にあった。[br][br] 時間帯別に見ると、午前7時台の登校時間帯と、午後3~5時の下校時間帯が合わせて322人(68・2%)に上った。[br][br] また、死亡・重症者で見ると43人(75・4%)に何らかの違反が認められ、最多は飛び出しが30人(52・6%)だった。[br][br] 同課の池田英俊次長は「小さな子どもは危険意識の把握が難しい。保護者や運転者には思いやりの心を持って見守ってほしい」と話した。