田名部氏「変異株、学校現場の不安解消を」/参院決算委

立憲民主党の田名部匡代参院議員は5日、参院決算委員会で質問に立ち、新型コロナウイルスの変異株拡大に懸念を示した上で、新学期を迎えた学校現場の不安解消に向けて正確な情報提供を要望した。田村憲久厚生労働相は変異株検査の抽出割合について、陽性者数.....
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 立憲民主党の田名部匡代参院議員は5日、参院決算委員会で質問に立ち、新型コロナウイルスの変異株拡大に懸念を示した上で、新学期を迎えた学校現場の不安解消に向けて正確な情報提供を要望した。田村憲久厚生労働相は変異株検査の抽出割合について、陽性者数の40%程度とした目標が未達のため体制強化を急ぐ構えを示した。[br][br] 田名部氏は「(現在主流のタイプと)置き換わっていく可能性が高い。確実に封じ込める必要がある」と変異株への危機感をあらわにした。田村厚労相は検査数について「30%ぐらいまで来ている」と説明。現在は規模の大きい民間検査会社に試薬を提供するなどしているが、「余力があれば小さい会社にも技術移転したい。国では把握し切れないため、都道府県の力も借りる必要がある」との認識を示した。[br][br] また、学校現場の対応を巡って萩生田光一文部科学相は、児童生徒らの調査数が現状では多くないため「子どもに感染が広がりやすいという識者の声もあるが、そういうことは確認されていない」と述べ、さらに調査を進めて早急に情報提供していくと説明した。