風間浦の大湯、新湯の記録誌完成 むつの有志が編集

記録誌を披露する大下彩也香さん
記録誌を披露する大下彩也香さん
昨年11月に閉館した下風呂温泉郷(風間浦村)の公衆浴場「大湯」と「新湯」について、むつ市の有志5人でつくる実行委員会が編集を進めてきた記録誌「出湯(いでゆ)の郷(さと)、追憶の香(かおり)」が完成した。実行委員長の大下彩也香さん(27)は「.....
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 昨年11月に閉館した下風呂温泉郷(風間浦村)の公衆浴場「大湯」と「新湯」について、むつ市の有志5人でつくる実行委員会が編集を進めてきた記録誌「出湯(いでゆ)の郷(さと)、追憶の香(かおり)」が完成した。実行委員長の大下彩也香さん(27)は「皆さんの写真提供などのおかげで、見た人が大湯と新湯の思い出に浸れる立派な記録誌ができた」と感謝する。[br][br] 記録誌はインターネットを介したクラウドファンディング(CF)で制作資金を募ったほか、一般から募集した写真を反映させ、3月に完成。制作には、むつ青年会議所のメンバーが協力した。[br][br] A5判より一回り大きいサイズで全67ページ。歴史や風景を捉えた多くの写真を通して、外観は変わりながらも地域住民の憩いの場であり続けた、両公衆浴場の姿が生き生きと収められている。ファンや常連客らからの思い出やメッセージも収録した。[br][br] 実行委から記録誌の贈呈を受けた冨岡宏村長は「大湯、新湯を愛してくれた人たちの気持ちを、(新浴舎の)下風呂温泉海峡の湯で受け継いでいきたい」と語った。[br][br] CFの支援者は98人で、当初想定を上回る62万1千円が集まった。支援者には記念誌を返礼品として贈呈した。一般向けの販売も計画している。問い合わせは大湯新湯記録計画実行委=メールアドレスshimofuro.kiroku@gmail.com=へ。記録誌を披露する大下彩也香さん