【震災10年】八戸聖ウルスラで450人が共同祈願

壇上で共同祈願を朗読する生徒
壇上で共同祈願を朗読する生徒
八戸聖ウルスラ学院中・高(里村智彦校長)は11日、同校体育館で共同祈願の会「3・11メモリアルプレイヤー」を開き、全校生徒と教職員約450人が、東日本大震災の記憶の伝承や復興の進展、人々の防災意識の強化などを祈った。 カトリック学校として震.....
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 八戸聖ウルスラ学院中・高(里村智彦校長)は11日、同校体育館で共同祈願の会「3・11メモリアルプレイヤー」を開き、全校生徒と教職員約450人が、東日本大震災の記憶の伝承や復興の進展、人々の防災意識の強化などを祈った。[br][br] カトリック学校として震災の翌年から毎年、聖書の朗読と聖歌の合唱で祈りをささげている。昨年は新型コロナウイルスの関係で一斉休校期間だったため、会としては2年ぶりの開催。[br][br] 音楽科の生徒が聖歌を独唱。続いて津波の被害状況、福島第1原発事故の影響、世界各地で行われた祈りなどの写真をスライドに映して震災に思いをはせた。[br][br] 最後に代表生徒3人が共同祈願文を読み上げ、全校生徒で「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください」と祈った。[br][br] 共同祈願文を読んだ英語科2年の荒川紗吏さん(17)は取材に対し、「深刻な被害を受けた人のニュースを見ると胸が痛くなる。その人たちの心に少しでも寄り添い、これからも震災の記憶を伝える意識を持ち続けたい」と話した。壇上で共同祈願を朗読する生徒