上名久井諏訪神社神楽の春祈禱 地域安全と豊作祈る/南部町

お囃子(はやし)に合わせて獅子頭を操る舞手
お囃子(はやし)に合わせて獅子頭を操る舞手
南部町の上名久井地区周辺で2月28日、町無形民俗文化財に指定されている伝統芸能「上名久井諏訪神社神楽」の春祈(き)禱が行われた。集落の入り口に当たる4カ所を回り、舞手が獅子頭を操って地域の安全と豊作を祈願した。 例年の春祈禱では3日かけて集.....
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 南部町の上名久井地区周辺で2月28日、町無形民俗文化財に指定されている伝統芸能「上名久井諏訪神社神楽」の春祈(き)禱が行われた。集落の入り口に当たる4カ所を回り、舞手が獅子頭を操って地域の安全と豊作を祈願した。[br][br] 例年の春祈禱では3日かけて集落の家々を回るが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため屋外で実施した。[br][br] 同日は同神社や神楽組の関係者26人が参加。笛や太鼓、手平鉦(てびらがね)の音が響く中、舞手は鈴や御幣を持ちながら赤い獅子頭を操った。[br][br] 同神社の蹴揚福男総代長(72)は「集落の人たちや施設が訪問を待っているが、今回は見送った。神楽で新型コロナの終息も祈願できれば」と力を込める。[br][br] 諏訪貞人宮司(68)は「行事の安全に万全を期し、地域の安全を祈りたい」と話した。お囃子(はやし)に合わせて獅子頭を操る舞手