冬季国体の輪番制検討へ 日本スポ協、選定難航踏まえ

日本スポーツ協会の泉正文副会長は25日、国民体育大会冬季大会開催地のローテーション化を本格的に検討していく考えを示した。スケート、アイスホッケー、スキー競技が行われる冬季大会は、開催可能な設備がある都道府県が限られ、会場地の選定が難航するこ.....
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 日本スポーツ協会の泉正文副会長は25日、国民体育大会冬季大会開催地のローテーション化を本格的に検討していく考えを示した。スケート、アイスホッケー、スキー競技が行われる冬季大会は、開催可能な設備がある都道府県が限られ、会場地の選定が難航することが多い。開催地の財政負担も課題で、これまでもローテーション化が検討されてきたが実現していない。[br][br] 同日、青森県に2023年国体冬季大会スケート・アイスホッケー競技会の開催要請を行った後の取材に明らかにした。[br][br] 冬季大会の開催要請は開催の3年前までに行われるのが通例だが、今回は他県との交渉が難航。20年に開催したばかりの青森に白羽の矢が立った。開催が決まれば、県内では20~26年の7年間で3度の冬季大会を行うこととなる。[br][br] 泉副会長は「冬季大会を実施できる都道府県は13カ所くらいしかない。順番を決めるなどして、この問題を解決することも考えている」と説明した。特定の都道府県を一定期間会場地とすることなどが考えられるという。[br][br] 秋に開かれる本大会の正式競技についても、馬術などを例に挙げ「会場が少ない競技は、ある程度固定開催にすることを考えないといけない時期になっている。スポーツ庁と相談し、詰めて考えていきたい」と述べた。