【月刊Dash】打倒青森山田へ雪辱誓う/矢板中央GK藤井陽登(十和田出身)

矢板中央(栃木)のGKとして全国高校サッカー選手権で2年連続の準決勝進出に貢献した藤井陽登=1月5日、駒沢陸上競技場(青森GOAL提供)
矢板中央(栃木)のGKとして全国高校サッカー選手権で2年連続の準決勝進出に貢献した藤井陽登=1月5日、駒沢陸上競技場(青森GOAL提供)
本年度の全国高校サッカー選手権で4強入りした矢板中央(栃木)の正ゴールキーパー(GK)を務めた十和田市出身の2年生。準決勝では、同選手権で優勝経験もある青森山田に5失点敗退だった。「自分がもっと防げていたら、結果は違っていた」。さらなる成長.....
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 本年度の全国高校サッカー選手権で4強入りした矢板中央(栃木)の正ゴールキーパー(GK)を務めた十和田市出身の2年生。準決勝では、同選手権で優勝経験もある青森山田に5失点敗退だった。「自分がもっと防げていたら、結果は違っていた」。さらなる成長と来年度の雪辱を誓っている。 [br] (2月11日発売の月刊Dash2月号から記事をセレクトしてお届けします)[br][br] 小学校低学年の頃、友人に誘われてサッカーの道へ。GKに専念するようになったのは中学1年。「セービングに自信があった。シュートを止めるのが楽しかった」からだ。1年時からゴールマウスを任されたが、その年の青森県大会で県内敵なしの青森山田中に6失点し、自信が打ち砕かれた。それ以来「打倒青森山田」が自身のテーマになった。[br][br] 身体能力、判断能力の高さを買われ、中学卒業時は県内外の多くの高校から誘いを受けたが、「親元を離れて成長したい。そこで、青森山田を倒す」と、矢板中央に進学した。[br][br] 北関東の強豪で1年夏の全国高校総体からベンチ入り。全国高校選手権は正GKとして4強入りに貢献したが、決勝に進めなかった悔しさばかりが募った。「先輩について行けばいいくらいの気持ちだった」と消極姿勢に原因を求めた。「自分がチームを引っ張らなければ」と意識を転換し、日本一を目指して厳しい練習に取り組んできた。[br][br] 飛躍を期した本年度の選手権。初戦から数々のビッグセーブで2年連続4強入りに貢献したが、準決勝では、対戦を待ち望んでいたはずの青森山田に攻守で実力差を見せつけられて、日本一への道を絶たれた。青森山田とはそれまで練習試合で対戦経験はあったが、「練習試合とは迫力がまるで違った」。[br][br] 「セービングできる範囲をもっと広げる。キックの飛距離、精度も上げる」。さらなる進化に向けた課題を口にする。将来はJリーグ入りを目指す逸材。「応援してくれる人たちのためにも、高校最後の選手権は結果を出す」。リベンジへ強い決意をにじませた。[br][br] ふじい・はると 2003年6月生まれ。十和田市出身。市立三本木小―十和田中―矢板中央高(栃木)2年。1年夏からメンバー入りし、全国高校選手権では正GKとして2年連続4強入り。182センチ、75キロ。矢板中央(栃木)のGKとして全国高校サッカー選手権で2年連続の準決勝進出に貢献した藤井陽登=1月5日、駒沢陸上競技場(青森GOAL提供)