3校生徒が課題解決へ堂々と施策提案 青森県高校生模擬議会

青森県議会の本会議場で施策を提案する県立八戸東高の生徒(手前)
青森県議会の本会議場で施策を提案する県立八戸東高の生徒(手前)
青森県選管は3日、2020年度の高校生模擬議会を県議会本会議場で開いた。今回は県立大間、八戸聖ウルスラ学院、県立八戸東の3校の生徒25人が参加。「短命県」や人口減少といった県の課題解消に向け、高校生が主体的に進める施策を堂々と提案した。 高.....
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 青森県選管は3日、2020年度の高校生模擬議会を県議会本会議場で開いた。今回は県立大間、八戸聖ウルスラ学院、県立八戸東の3校の生徒25人が参加。「短命県」や人口減少といった県の課題解消に向け、高校生が主体的に進める施策を堂々と提案した。[br][br] 高校生に県政や選挙への関心を持ってもらうため、16年度から毎年開催。今回初めて実際の県議会と同様に本会議場で正副議長が議事を進行し、高校生は県担当部局への質問も行った。[br][br] 初参加の大間高は、町内では学校給食が提供されていないため、地元の飲食店の協力を得て町内全学校での給食実施を提唱。子どもがバランスの良い食事を取れるほか、新型コロナウイルスで影響を受ける飲食店の支援につながると訴えた。[br][br] 八戸聖ウルスラ学院高は南部と津軽の食文化や地産地消の大切さを学ぶ全世代参加型の「食育キャンプ」、八戸東高は高校生による減塩料理コンテスト「G―1グランプリ」などの開催を提案した。[br][br] 大間高1年の傳法ありささん(16)は「施策を提案したからには、それに近づけるよう行動したい」と語り、一県民としての自覚を持った行動を取る意識を高めた様子。八戸聖ウルスラ学院高1年の渡辺太介さん(16)は「貴重な機会で、今まで関心がなかった県政に興味を持つことができた。選挙には必ず行きたい」と話した。青森県議会の本会議場で施策を提案する県立八戸東高の生徒(手前)