国家試験想定し課題挑戦 むつ高技専で校内技能大会

課題に挑戦する訓練生
課題に挑戦する訓練生
青森県立むつ高等技術専門校(工藤雅弘校長)は22日、第16回校内技能競技大会を開き、木造建築科と配管科の訓練生が、国家資格である技能検定を想定した課題に挑戦し、1年間かけて習得した技術を競った。 大会は、来月3日に同校で行われる技能検定2級.....
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 青森県立むつ高等技術専門校(工藤雅弘校長)は22日、第16回校内技能競技大会を開き、木造建築科と配管科の訓練生が、国家資格である技能検定を想定した課題に挑戦し、1年間かけて習得した技術を競った。[br][br] 大会は、来月3日に同校で行われる技能検定2級の実技試験に備える目的もある。[br][br] 木造建築科は1年生6人が、四隅の柱が中央に向かって傾斜した形状で、神社や寺の水屋などで見られる建築方式の「柱建て四方転び」という本番の試験と同様の課題に挑戦した。訓練生は5時間の制限時間内に原寸図を作成。杉材をのこぎりやのみで加工し、幅40センチ、奥行き16センチ、高さ45センチのミニチュア版を制作した。[br][br] 同科2年生9人は、卒業後に実務経験を経て受検できる技能検定1級の課題に取り組んだ。日本の伝統的な建築技術が盛り込まれた「振隅木(ふれすみぎ)小屋組」と呼ばれる幅63センチ、奥行き48センチ、高さ54センチの屋根を完成させた。[br][br] 配管科の訓練生8人も本番の試験と同様の課題に挑戦。3時間の制限時間で鋼管、銅管、ビニール管を組み合わせ、幅60センチ、奥行き30センチ、高さ30センチの給水配管を作った。[br][br] それぞれの審査は、工藤校長や外部の1級技能士らが務め、寸法の正確さに加え、木造建築は仕上がりの美しさ、配管は水圧への耐久性などもチェックした。課題に挑戦する訓練生