高校クラスター「学校名公表すべきだった」複数県議が指摘

青森県内の高校で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した際に、県や県教委が学校名を非公表としたことについて、21日の県議会常任委員会で「校名を公表すべきだった」との指摘が複数の委員から相次いだ。 県内では、弘前と青森市の2保健.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
青森県内の高校で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した際に、県や県教委が学校名を非公表としたことについて、21日の県議会常任委員会で「校名を公表すべきだった」との指摘が複数の委員から相次いだ。[br][br] 県内では、弘前と青森市の2保健所管内で2件の学校クラスターを確認。県などは「感染の可能性がある人を特定できている」として学校名を公表していないが、会員制交流サイト(SNS)などでうわさが流れたり、学校を特定したりする動きもある。[br][br] 文教公安委員会では、川村悟委員(青和会)は「校名を公表すれば、探る動きはなくなる。接触者が医療機関に相談する効果もあるため、公表して感染対策に生かすべき」と強調。阿部広悦委員(自民)は「校名を公表しないために、県民の間では学校の誇張されたうわさが立っている」と指摘した。[br][br] 環境厚生委員会の齊藤爾委員(自民)は、県外では学校名を公表している例があるとして「感染が拡大する恐れがある場合は、学校であっても早期の公表が必要」と強調した。[br][br] 総務企画危機管理委員会では、クラスターが発生した施設名の公表基準について、伊吹信一委員(公明・健政)が「公表、周知して行動を抑制し、感染防止につなげる必要がある。公表の在り方が問題提起されているという認識をしてほしい」と述べた。