【箱根駅伝有力校紹介】(上)コロナ禍でも練習継続 層厚い青学大、連覇目指す

 1万メートル記録会に出場した青学大の吉田圭太(4)=11月、相模原ギオンスタジアム
 1万メートル記録会に出場した青学大の吉田圭太(4)=11月、相模原ギオンスタジアム
新型コロナウイルス禍の中、第97回東京箱根間往復大学駅伝は来年1月2、3日に行われる。逆境に負けず、頂点を狙う有力校を紹介する。 部活動を一時期禁じた大学も多かったが、2年連続6度目の総合優勝に挑む青学大は寮を閉鎖せず継続的に鍛えてきた。原.....
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 新型コロナウイルス禍の中、第97回東京箱根間往復大学駅伝は来年1月2、3日に行われる。逆境に負けず、頂点を狙う有力校を紹介する。[br][br] 部活動を一時期禁じた大学も多かったが、2年連続6度目の総合優勝に挑む青学大は寮を閉鎖せず継続的に鍛えてきた。原晋(すすむ)監督は「(どんな方法でも)ノーリスクなんてない。全員でコロナにチャレンジする施策を選んだ」と強調する。[br][br] 感染対策は徹底した。消毒、検温や外出を控えるのはもちろん、追い込みすぎて体調を崩さないように練習量を例年に比べ2~3割落とした。ただ、非難を浴びたこともあったそうで、寮とグラウンド間のジョギングを一時期、自転車に切り替えた。「社会の目は怖かった」と原監督。分断の生じやすい世相で連帯の大切さを改めて実感し、今大会のテーマを「絆大作戦」とした。[br][br] レースで勝負する機会が減ったため、タイムの速さだけでなく、学内記録会の順位を点数化して「強さ」も見極めてきた。前回大会2区で6人抜きと快走した岸本大紀(ひろのり)が故障の影響で欠場するのは痛手だが、選手層の厚さは屈指。混戦模様の今大会も優勝候補に挙がり、往路から積極的に仕掛ける構えだ。[br][br] 11月の全日本大学駅伝は首位で迎えた最終8区でエースの吉田圭太が失速して4位に終わった。それでも信頼を寄せられ、名誉挽回を期す4年生は「悔いなく、笑って終われるように全力で取り組む。かっこいい姿を後輩に見せられるように頑張りたい」と決意を語った。 1万メートル記録会に出場した青学大の吉田圭太(4)=11月、相模原ギオンスタジアム