国立青森病院で医療事故、70代女性に脳機能障害/人工呼吸器外れる

国立青森病院は24日、2019年11月に入院中の70代女性に装着していた人工呼吸器のチューブが外れ、気付くのが遅れる医療事故が発生したと発表した。女性は意思疎通ができなくなる高次脳機能障害が残った。髙田博仁院長は「病院としての責任を痛感して.....
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 国立青森病院は24日、2019年11月に入院中の70代女性に装着していた人工呼吸器のチューブが外れ、気付くのが遅れる医療事故が発生したと発表した。女性は意思疎通ができなくなる高次脳機能障害が残った。髙田博仁院長は「病院としての責任を痛感している。再発防止に努める」としている。[br][br] 同病院によると、呼吸器が外れていることを知らせるアラームと生体モニターアラームが鳴っていたが、担当する看護師は別の病室で業務を行っており、対応が遅れた。その後、アラーム音に気付いた別の看護師により心肺停止状態で発見された女性は、医師の心肺蘇生で一命を取り留めた。[br][br] 同病院は外部の大学教授らを含む医療安全検討委員会を設置し、原因究明や再発防止策を検討。呼吸器管理に関する体制の見直しや医療安全マニュアルの改定などを行った。