多様なニーズを引き出す 災害ボランティアコーディネーター研修会/八戸

小山内世喜子さん(右)の助言を受け、ワークショップに臨む参加者
小山内世喜子さん(右)の助言を受け、ワークショップに臨む参加者
八戸市は20日、YSアリーナ八戸1階大会議室で、「災害ボランティアコーディネーター研修会」を開いた。市内の自主防災会などから約35人が参加し、傾聴することで被災者の困り事を把握する必要性や、市災害ボランティアセンターの取り組みについて積極的.....
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 八戸市は20日、YSアリーナ八戸1階大会議室で、「災害ボランティアコーディネーター研修会」を開いた。市内の自主防災会などから約35人が参加し、傾聴することで被災者の困り事を把握する必要性や、市災害ボランティアセンターの取り組みについて積極的に学んだ。[br][br] 災害ボランティアコーディネーターは、災害時に被災者とボランティア双方の思いを聞き、両者をつなぐ役割を担う。[br][br] 第1部では、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと(青森市)の小山内世喜子代表理事が講師を務め、「多様な人々がボランティアに参加することで、外国人や妊産婦、子どもなど多様な被災者のニーズに応えられる」と説明。さらに、ワークショップの中で、指導ではなく、被災者やボラティアの話を傾聴して合意形成する「ファシリテーション力」が必要と訴えた。[br][br] 第2部は、市社会福祉協議会の浮木隆事務局長が「東日本大震災における災害ボランティアセンターの取組」と題して発表。被災者とトラブルにならないよう、ボランティア活動の心構えなどの十分な説明が必要だったと振り返り、現在、防災訓練や市、自主防災会などと情報交換を重ねていると伝えた。小山内世喜子さん(右)の助言を受け、ワークショップに臨む参加者