八戸高専・自殺未遂問題 第三者委、報告書まとめる「学校の対応に問題」

同級生の父親から脅された八戸工業高等専門学校の男性が2017年、飛び降り自殺を図って下半身不随となり、自主退学を余儀なくされた問題で、同校が設置した第三者委員会が「学校側の対応に問題があった」との報告書をまとめたことが16日、分かった。 今.....
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 同級生の父親から脅された八戸工業高等専門学校の男性が2017年、飛び降り自殺を図って下半身不随となり、自主退学を余儀なくされた問題で、同校が設置した第三者委員会が「学校側の対応に問題があった」との報告書をまとめたことが16日、分かった。[br][br] 今年6月の報告書によると、男性は事実無根の犯罪歴を理由に脅されていると教員に相談。しかし同校は組織的な対応を取らなかった上、男性の両親が提出した遺書を廃棄し「不適切な行為で男性や両親を傷つけた」としている。[br][br] 八戸高専は「内容を真摯(しんし)に受け止める」とし、月内にも対応策を公表する。[br][br] この問題で男性は、脅迫罪で有罪判決を受けた同級生の父親や、同校を運営する国立高等専門学校機構(東京都八王子市)に損害賠償を求めて青森地裁に提訴し係争中。