命の大切さ訴え 交通事故遺族田代さん講演/六戸

講演する田代祐子さん(奥)
講演する田代祐子さん(奥)
青森県警は9日、県立六戸高で「命の大切さを学ぶ教室」を開いた。犯罪や交通事故の被害者と、その家族の心のケアを行う「あおもり被害者支援センター」(青森市)理事の田代祐子さん(階上町)が講演し、全校生徒約160人に、家族を失う悲しみと命の大切さ.....
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 青森県警は9日、県立六戸高で「命の大切さを学ぶ教室」を開いた。犯罪や交通事故の被害者と、その家族の心のケアを行う「あおもり被害者支援センター」(青森市)理事の田代祐子さん(階上町)が講演し、全校生徒約160人に、家族を失う悲しみと命の大切さを訴えた。[br][br] 田代さんは交通事故の被害者遺族で、2001年6月に次男尚己君(当時8歳)を亡くした。[br][br] 講演で田代さんは当時の心境を振り返りながら、「どんな大人になっていたか想像ができず、小2のままの尚己しか感じられないのがさみしい」と心情を吐露。[br][br] 子どもがいじめを受けて自殺するケースにも触れ、生徒に対して「あなたを思っている人がいることを忘れないで」「命は取り返しがつかない大切なもの」と呼び掛けた。[br][br] 生徒会長の2年三浦一晟(いっせい)さん(17)は「自分や他人の命に思いやりを持ち、田代さんが伝えてくれた思いを忘れずに過ごしていきたい」と話した。講演する田代祐子さん(奥)