【八戸飲食店クラスター】オーナー「多大な不安与えた」

クラスター(感染者集団)が発生したメンズパブ「Pax(パークス)」。6日から休業している=9日、八戸市鷹匠小路
クラスター(感染者集団)が発生したメンズパブ「Pax(パークス)」。6日から休業している=9日、八戸市鷹匠小路
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した八戸市鷹匠小路のメンズパブ「Pax(パークス)」。40代の男性オーナーは9日、本紙取材に対し、1日に従業員の感染を把握していながら、5日まで営業を続けた理由について「(最初に感染した従業.....
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 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した八戸市鷹匠小路のメンズパブ「Pax(パークス)」。40代の男性オーナーは9日、本紙取材に対し、1日に従業員の感染を把握していながら、5日まで営業を続けた理由について「(最初に感染した従業員が)11月22日の勤務を最後に1週間以上休んでいたため、大丈夫だと思った」と答えた。その上で「多大な不安を与えてしまった」と述べ、今後、感染状況の調査などに全面的に協力していく考えを示した。一問一答は次の通り。[br][br] ―店内ではどのような接客をしていたのか。[br] お客さまから飲み物などの注文を受けたら従業員が届け、席を共にする。会話を交えながらお酒を楽しむというようなものだった。[br][br] ―新型コロナの感染防止策を行っていたか。[br] 従業員は勤務前の検温や手指の消毒を徹底していた。来店客にも同じように、入り口で消毒や検温をお願いしていた。ただ、従業員が接客する際は、マスクを着用していない時間が多かったと思う。[br][br] ―従業員の感染が1日に判明して以降、5日まで営業していたのはなぜか。[br] 最初に感染した従業員は11月22日が最後の勤務だった。本人からは12月1日にPCR検査の結果が陽性だったとの報告を受けたが、感染を確認するまでに1週間以上は働いていなかったため、大丈夫だと思った。保健所から連絡が来たのは5日で、6日には営業を停止した。それ以前には特に指導などはなかった。[br][br] ―感染の可能性がある来店客への対応は。[br] 接客したスタッフ1人1人が連絡を取り、感染の危険性があることや「保健所からも連絡があるはず」と説明をした。伝票などを確認し、11月22日から12月5日までに来店した29人について保健所にも報告した。[br][br] ―クラスターが発生したことに対する受け止めは。[br] 感染予防はしっかりしていたつもりだったが、店内で感染を広げてしまった。市民の皆さまには大きな不安を与えてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。クラスター(感染者集団)が発生したメンズパブ「Pax(パークス)」。6日から休業している=9日、八戸市鷹匠小路