青森県などは6日、県内で新たに6人の新型コロナウイルスの感染を確認した。八戸市在住の60代男女2人、上十三保健所管内に住む30~60代の男女4人で、全員がこれまでに感染が判明している同居人や同僚、知人。県内の感染確認者は累計で330人となった。[br][br] 八戸市によると、同市の2人は、5日に感染が確認された2人の関係者。同市の60代女性は、感染が確認された40代男性と同居する親族で、1日にせきを発症したが症状は軽く、入院については調整中。60代男性は5日の2人と同僚。症状はなく、入院はしていない。感染経路は不明。[br][br] 3人の感染が確認された市内の事業所には20人が勤務。6日までに2人の陰性を確認し、残り15人の検体も採取済み。ただ、そのうち1人が市内の医療機関で抗原検査を行った際、陽性が確認され、発熱や頭痛などを発症。ほかに5人も倦けん怠たい感などを訴えており、自宅待機としている。事業所内は既に消毒を済ませた。[br][br] 県によると、上十三管内で新たに感染が判明した4人のうち、60代女性は4日に感染が分かった同管内の30代男性の同居人で、40代男性はこの30代男性の職場関係者。4日に感染が判明した東地方保健所管内の50代男性も同じ職場であることが分かった。ただし県は「職場関係者の検査はほぼ終わっている」として、広がりは限定的との見方を示している。[br][br] 残る上十三管内の新規感染者2人のうち、30代男性は3日に感染が判明した同管内の20代男性の知人で、50代男性は2日に感染が判明した三戸地方保健所管内の20代男性の接触者。[br][br] また、青森市の接待を伴う飲食店「A.story」(エーストーリー)で発生したクラスター(感染者集団)は、11月30日に感染が判明した同市の40代男性と、今月2日に感染が判明した同市の30代男性が利用客だったことが分かり、規模が9人に拡大。関連する感染者は、未成年を含む計19人となった。[br][br] 北部上北広域事務組合は6日、新たに2人の感染が確認されたと公表した。同組合の感染者は計4人。[br][br] 青森市の青森大も同日、同大の関係者1人が4日に新型コロナ陽性と確認され、濃厚接触の可能性がある2人について検査を行っていると明らかにした。感染防止のため、7、8日の講義は休止する。