立民へ合流決定 組織は存続、事実上の分裂/社民青森県連

立憲民主党青森県連への合流が決まった社民党県連の臨時大会=6日、青森市
立憲民主党青森県連への合流が決まった社民党県連の臨時大会=6日、青森市
社民党青森県連は6日、青森市で臨時大会を開き、既に方針を決めていた立憲民主党県連と合流する議案を全会一致で可決した。一方、県連組織は解散せず存続させ、残留する党員を容認したため、事実上の分裂となった。大半の党員は立民県連に合流するとみられる.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 社民党青森県連は6日、青森市で臨時大会を開き、既に方針を決めていた立憲民主党県連と合流する議案を全会一致で可決した。一方、県連組織は解散せず存続させ、残留する党員を容認したため、事実上の分裂となった。大半の党員は立民県連に合流するとみられるが、今月中に党員への最終的な意思確認を行い、合流規模を確定させる。立民県連との協議も今後開始し、来年の早い時期に新体制への移行を目指す。[br][br] 立民との合流を巡り、党本部は解党する方針だったが、党内の反発を受け断念。代替案として、個別に党を離れることを認める議案を11月に可決した。[br][br] この日は県連の執行部と各総支部の代表者約60人が出席。齋藤憲雄幹事長が「社民党は衰退を続けており、将来が見通せない。合流して運動を継続していくべきだ」と合流を提案した。[br][br] 参加者から反対意見は出なかったが、今後の運動継続を不安視する声が相次いだ。また、議案が合流を前提としていることなどに対し、修正動議が出されたが、協議の結果、取り下げられた。[br][br] 今後は、現在の執行部が、平和運動などを引き継ぐ政治団体「社民フォーラム」を設立。立民県連との合流や、社民県連に残留する党員との協議を進める。[br][br] 三上武志代表は取材に対し「厳しい船出になった。選挙に勝ち、市民生活に直結した運動ができる野党をつくるため、1人でも多くの仲間と立民に加わりたい」と理解を求めた。立憲民主党青森県連への合流が決まった社民党県連の臨時大会=6日、青森市