青森大、むつにキャンパス22年度開設へ

青森大のキャンパスが開設される下北文化会館=5日、むつ市
青森大のキャンパスが開設される下北文化会館=5日、むつ市
青森大がむつ市にキャンパスを設置することが5日、市への取材で分かった。2022年度の開設を目指しており、実現すれば下北地域2例目の高等教育機関で、4年制大学では初となる。7日の市議会定例会本会議で、宮下宗一郎市長が報告する。 キャンパスは下.....
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 青森大がむつ市にキャンパスを設置することが5日、市への取材で分かった。2022年度の開設を目指しており、実現すれば下北地域2例目の高等教育機関で、4年制大学では初となる。7日の市議会定例会本会議で、宮下宗一郎市長が報告する。[br][br] キャンパスは下北文化会館に開設。市が東側のセンター棟を改修して無償提供する。同会館は下北地域広域行政事務組合が管理するが、21年度から市に移譲される計画で、構成市町村が組合規約変更などの手続きを進めている。[br][br] 同大は総合経営学部、社会学部、ソフトウェア情報学部、薬学部があるが、このうち複数の学部を設置する方向で調整が進められている。1学年の定員は20人の想定で、最終的には80人程度になる見込み。[br][br] 今年4月に青森明の星短期大が下北キャンパスを開設するまでは、下北地域に高等教育機関はなく、高校生は進学する際、地元を離れざるを得なかった。このため、若年層の地元定着は地域の長年の課題となっている。[br][br] 青森大のキャンパス開設について、市企画政策部の松谷勇部長は「市として4年制大学の誘致は悲願。開設によって若者の定着が図られ、教育水準の向上にもつながる。市民にとっても喜ばしい」と歓迎の意向を示した。青森大のキャンパスが開設される下北文化会館=5日、むつ市