「八戸風物詩」「かたづのと清心尼」アンコール公演 八戸の風景や歴史 踊りに乗せて

清心尼の故郷への思いを描いた「かたづのと清心尼~根城南部の悲哀~」
清心尼の故郷への思いを描いた「かたづのと清心尼~根城南部の悲哀~」
八戸の四季を踊りで紡ぐ「八戸風物詩」と、八戸南部氏の当主・清心尼(せいしんに)をモデルにした舞踊劇「かたづのと清心尼~根城南部の悲哀~」のアンコール公演が22日、八戸市公民館で行われた。9月に同市で開かれた「第30回青森県民文化祭」オープニ.....
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 八戸の四季を踊りで紡ぐ「八戸風物詩」と、八戸南部氏の当主・清心尼(せいしんに)をモデルにした舞踊劇「かたづのと清心尼~根城南部の悲哀~」のアンコール公演が22日、八戸市公民館で行われた。9月に同市で開かれた「第30回青森県民文化祭」オープニングフェスティバルでの演目の再演。八戸の美しい風景や奥深い歴史を日本舞踊、バレエ、芝居に乗せて表現した。[br][br] 同公演実行委員会の主催。新型コロナウイルス感染対策で観客の入場制限をした初演の際、鑑賞できなかった人から要望があり、再演が決まった。[br][br] 「八戸風物詩」では、市内の団体が八戸小唄やえんぶりをモチーフにした踊りを披露。このうち、蕪島に飛び交うウミネコを表現した場面では、太鼓の力強い音に合わせ、ダンサーたちが躍動感あふれる動きを見せた。[br][br] 「かたづの―」は、作家中島京子さんの小説を基に、日本舞踊泉流師範の泉紫峰さんが構成、市公民館の柾谷伸夫館長が脚本を担当した。夫・南部直政の死や、宗家に当たる盛岡藩主南部利直からの圧力など苦難に耐えながら、故郷のために奔走する清心尼の物語を踊りや芝居で届けた。[br][br] 泉さんは「2度も公演の機会に恵まれたことに感謝している」と語り、「八戸を守ってきた素晴らしい人がいると知っていただけたら」と作品に込めた思いを明かした。清心尼の故郷への思いを描いた「かたづのと清心尼~根城南部の悲哀~」