【新型コロナ】八戸で80代以上女性1人感染 クラスター発生の施設利用者

青森県と八戸市は3日、同市で新型コロナウイルスの感染者1人を確認したと発表した。同市在住の80代以上女性で、クラスター(感染者集団)が発生した同市糠塚下屋敷の通所型介護施設の利用者。施設内での感染者は計8人、県内での感染者は累計245人とな.....
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 青森県と八戸市は3日、同市で新型コロナウイルスの感染者1人を確認したと発表した。同市在住の80代以上女性で、クラスター(感染者集団)が発生した同市糠塚下屋敷の通所型介護施設の利用者。施設内での感染者は計8人、県内での感染者は累計245人となった。[br][br] 市によると、感染が確認された80代以上女性は施設を週に3日程度、直近では10月29日に利用していた。[br][br] 施設利用者であったことから、2日にPCR検査を受ける予定だったが、同日朝の段階で37・8度の熱があったため、市内の医療機関を受診。LAMP法(核酸増幅法)で新型コロナの感染の有無を調べた結果、夜に陽性反応が出た。[br][br] 現在は平熱に戻り、無症状だが、市内の医療機関に入院している。濃厚接触者については調査中。[br][br] 一方、同施設の利用者の検査状況について、市は3日までに、90人全ての利用者の検体を採取。結果が出ていないのは約40人で、4日以降に判明するとの見通しを明らかにした。[br][br] 2日に感染が分かった別の80代以上女性が利用していた入居型施設の職員と入所者計約40人の検体採取も既に終了し、結果は4日以降に判明する見込みだ。[br][br] 八戸での感染状況について、3日に市庁で会見した小林眞市長は「つながりはまだ分かっていないが、現段階では(通所型)施設の中で感染が広まっている状況」との見方を示し、引き続き、感染の封じ込めに全力を挙げる姿勢を強調。「市内でのさまざまな活動に影響が出る状況ではない」との認識を示した。[br][br] なお、弘前市の飲食店クラスターに関連した感染者は10月13日以来、21日ぶりにゼロだった。県健康福祉部の奈須下淳次長は、感染拡大が懸念された弘前保健所管内の医療施設などで抑え込みができている―と強調。「ある程度収束に向かっていると思う」とし、このまま小康状態が続けば、同保健所の初期対応に関する検証作業に着手すると説明した。