エレベーターなどに抗ウイルス、抗菌塗装施す　八戸・長横町の飲食店ビルが連携

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　新型コロナウイルス感染防止策として、八戸市長横町のムーンプラザ、ジャスマック八戸館、ポストコアの飲食店ビル３施設は１０月下旬から今月２日にかけ、それぞれのエレベーターなどに抗ウイルス・除菌効果がある特殊塗料でコーティングを施した。安全な環境を整えて飲食店利用客の不安を払拭（ふっしょく）し、各テナントで働くスタッフの安心感にもつなげたい考え。年末の忘年会シーズンも見据え、市内有数の繁華街・長横町が対策強化を発信している。[br][br]　コーティング作業を担ったのは同市の「八戸ペイント」（田中雅章代表）。「インラッシュコート」という塗料を使用し、各ビルのエレベーターや昇降ボタン周辺などに吹き付けた。[br][br]　同社によると、インラッシュコートは、光触媒に銀や銅、フッ素系イオン交換樹脂を組み合わせており、抗ウイルス・除菌作用が５年ほど持続するのが特長。新型コロナに関しても効果が期待されるという。[br][br]　田中代表は「この塗料はエレベーターのような光が弱い所でも効果が出る。飲食店がコロナに負けない気持ちになり、経済も元気になってくれれば」と話す。[br][br]　三つのビルには、スナックやナイトクラブを中心に計約１００軒の飲食店が入居。現在は県外客や一見客の入店を制限している店も多いが、エレベーターは不特定多数が利用する。弘前市の飲食店でクラスター（感染者集団）が発生したことも踏まえ、長横町のビルが連携して対策を講じた。[br][br]　２日はジャスマック八戸館で作業が行われ、これで三つのビル全てのエレベーター回りにコーティングが施された。同館の宮川昌修副主幹は「忘新年会シーズンを前に不安なく利用してもらえる環境を整えたい。毎日働くスタッフの安心にもつながる」と語った。[br][br]　長横町商店会の会長で、ムーンプラザの月舘裕二代表は「同じような取り組みが中心街に広がり、街全体に安心感が生まれてくれればいい」と願いを込めた。ジャスマック八戸館のエレベーター回りにコーティングを施す八戸ペイントの関係者＝２日、八戸市長横町

ジャスマック八戸館のエレベーター回りにコーティングを施す八戸ペイントの関係者＝２日、八戸市長横町

エレベーターなどに抗ウイルス、抗菌塗装施す 八戸・長横町の飲食店ビルが連携

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