【新型コロナ】八戸 新たに3人感染 30日判明の高齢女性は死亡

新型コロナウイルスの感染者について会見する小林眞八戸市長=31日、市庁
新型コロナウイルスの感染者について会見する小林眞八戸市長=31日、市庁
青森県などは31日、県内で新たに5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち3人は八戸市在住で、30日に感染が判明した80代以上女性と60代女性の親子のいずれかの接触者だが、感染経路は不明。80代以上女性は31日、新型コロナの影響.....
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 青森県などは31日、県内で新たに5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち3人は八戸市在住で、30日に感染が判明した80代以上女性と60代女性の親子のいずれかの接触者だが、感染経路は不明。80代以上女性は31日、新型コロナの影響で死亡した。八戸での感染拡大について県感染症疫学コーディネーターの大西基喜医師は「クラスター(感染者集団)化が懸念される」と指摘。一方で、弘前市の飲食店で発生した大規模クラスターに関しては「小康状態でピークは過ぎた」との見方を示した。[br][br] 八戸市によると、市内で新たに感染が確認された3人のうち2人は、80代以上女性が利用していた通所型介護施設の40代と50代の女性職員。既に感染が判明していた親子のうち、娘と25日に会食をしていた60代の知人女性の感染も分かった。[br][br] 50代女性職員と知人女性は無症状で、40代女性職員には、25日からせきや鼻水などの症状があるという。3人は、県外や感染拡大地域への移動歴はなかった。[br][br] 市は30、31日、施設の職員20人や、80代以上女性と施設利用日が重なっていた38人、娘と会食をしていた知人2人、娘の職場関係者8人の計68人に対してPCR検査を実施。[br][br] その結果、3人の感染が判明した。施設職員の18人と、会食した残りの知人1人、職場関係者8人のうち4人の計23人については感染していないことを確認した。施設利用者と職場関係者を合わせた残り42人の結果は11月1日以降に判明する見通し。[br][br] 市は31日に感染が判明した3人と、それぞれ同居する濃厚接触者計6人についても検査を実施予定。利用日が重ならない施設の利用者にも段階的に検査を行う方針だ。[br][br] 一方、県内で31日に感染が確認されたのはほかに、弘前市の飲食店クラスター関連とみられる弘前保健所管内の10代(性別・行動歴非公表)と、青森市の70代男性。県内での感染確認者は累計227人となった。新型コロナウイルスの感染者について会見する小林眞八戸市長=31日、市庁