世界遺産の白神山地でナラ枯れ初確認

白神山地の世界遺産地域で初確認されたナラ枯れの被害木(津軽森林管理署提供)
白神山地の世界遺産地域で初確認されたナラ枯れの被害木(津軽森林管理署提供)
東北森林管理局津軽森林管理署(弘前市)は23日、青森県と秋田県にまたがる白神山地の世界自然遺産地域で、ナラ枯れの被害が初めて確認されたと発表した。被害木は鯵ケ沢町、深浦町、西目屋村のミズナラ計7本。 世界自然遺産地域の調査は9~10月に実施.....
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 東北森林管理局津軽森林管理署(弘前市)は23日、青森県と秋田県にまたがる白神山地の世界自然遺産地域で、ナラ枯れの被害が初めて確認されたと発表した。被害木は鯵ケ沢町、深浦町、西目屋村のミズナラ計7本。[br][br] 世界自然遺産地域の調査は9~10月に実施した。ナラ枯れの防除作業が可能な木から順次、薫煙処理を行う予定。同地域外でも被害木2本が確認された。[br][br] 同森林管理署は、県を含む関係自治体と連携して被害対策に取り組むほか、被害木の早期発見に向けて上空監視を継続する方針。[br][br] 被害状況は、23日に鯵ケ沢町で開かれた青森県主催のナラ枯れ被害対策検討会で報告された。今期の被害本数は昨期の約3倍に上る過去最高の4万1252本。弘前、五所川原、つがる、鯵ケ沢、中泊、西目屋の6市町村で新たに被害が確認された。[br][br] 被害拡大の原因について、県は病原菌を持ち込むカシノナガキクイムシの活動期間が暖冬の影響で延びたため―としている。 白神山地の世界遺産地域で初確認されたナラ枯れの被害木(津軽森林管理署提供)