いじめ認知6162件/青森県内19年度 減少に転じる

青森県教委は22日、2019年度に県内の公立小中学校、県立高校、県立特別支援学校を対象に行った児童、生徒の問題行動・不登校調査の結果を発表した。県内のいじめ認知件数は全体で6162件と、過去最多だった前年度の7141件から979件減少した。.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県教委は22日、2019年度に県内の公立小中学校、県立高校、県立特別支援学校を対象に行った児童、生徒の問題行動・不登校調査の結果を発表した。県内のいじめ認知件数は全体で6162件と、過去最多だった前年度の7141件から979件減少した。そのうち解消済みのものは、84・8%に当たる5227件。千人当たりの認知件数は54・4件(前年度比6・9件減)で、国公立と私立を合わせた全国平均46・5件よりも多かった。[br][br] いじめ認知件数の内訳は小学校4733件(855件減)、中学校1232件(77件減)、高校167件(41件減)、特別支援学校30件(6件減)。[br][br] 認知件数の減少について、県教委学校教育課は「ささいな兆候にも対応している」とした一方、「減少したからいい、ということではない。児童生徒一人一人を注視し、継続して指導に当たる必要がある」と強調した。[br][br] 児童生徒や教師に対しての暴力行為の発生件数は、小学校953件(348件減)、中学校403件(36件増)、高校39件(1件増)。同課によると、小学校では特定の児童が暴力行為を繰り返している例が複数あったため、個人に対する指導を重ねた結果、減少につながったという。[br][br] 病気や経済的理由を除き、学校を30日以上欠席した児童生徒数は▽小学校358人(38人増)▽中学校987人(4人増)▽高校138人(54人減)だった。同課は「スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーと連携し、子どもたちがSOSを出しやすい相談体制の構築を推進したい」としている。