被告の女に無期懲役求刑/八戸・強盗殺人

昨年10月、八戸市市川町の無職大日向茂子さん=当時(81)=を殺害し、現金などを奪ったとして強盗殺人の罪に問われた同市下長2丁目、無女(60)の裁判員裁判の論告求刑公判が15日、青森地裁(寺尾亮裁判長)であった。検察側は「借金を断られたこと.....
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 昨年10月、八戸市市川町の無職大日向茂子さん=当時(81)=を殺害し、現金などを奪ったとして強盗殺人の罪に問われた同市下長2丁目、無女(60)の裁判員裁判の論告求刑公判が15日、青森地裁(寺尾亮裁判長)であった。検察側は「借金を断られたことで殺害したのは身勝手で短絡的」として無期懲役を求刑、弁護側は懲役20年が相当と主張し結審した。判決は29日に言い渡される。[br][br] 検察側は論告で、首にはネクタイで絞められた痕があったことなどから、相当強い力で首を絞め続けたことは明らかと指摘。「犯行態様は執拗(しつよう)で犯意も強固だ」と述べた。[br][br] 一方、弁護側は借金の申し出を断られ、とっさに殺意を抱いて犯行に及んだとして「計画性が一切なかった」と主張。反省の弁を述べていることなどを挙げ、懲役20年を求めた。