三戸町が避難所運営訓練 コロナ対応など確認

避難所運営訓練の中で防災用品を見学する参加者
避難所運営訓練の中で防災用品を見学する参加者
三戸町は10日、同町のアップルドームで避難所運営訓練を実施した。台風の接近に伴う大雨と河川増水により、住民が同ドームに避難する状況を想定。町職員が新型コロナウイルスの感染予防を含む対応を確認し、見学した町民と共に防災意識を高めた。 訓練には.....
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 三戸町は10日、同町のアップルドームで避難所運営訓練を実施した。台風の接近に伴う大雨と河川増水により、住民が同ドームに避難する状況を想定。町職員が新型コロナウイルスの感染予防を含む対応を確認し、見学した町民と共に防災意識を高めた。[br][br] 訓練には町職員約100人が参加。町内会長や町と災害時応援協定を結んでいる企業、団体の関係者ら約50人が見学した。[br][br] 訓練では、一般避難者用のスペースとして、アリーナに段ボールの間仕切りを設置して区分けし、段ボールベッドや毛布を配置。受け付けではサーマルカメラを使って検温し、発熱など感染の疑いがある人は専用スペースに誘導した。[br][br] ほかに、防護服の着脱方法や町が備蓄している防災用品の一部を公開。公衆衛生に関する講習会も開き、新型コロナ対策を学んだ。[br][br] 講評では、東日本大震災発生時に防災担当部署に在籍していた八戸市職員で、防災士の館合裕之さんが「本格的な災害が発生した場合、交通が途切れ、役場の職員も被災する。住民が自分の命を自分で守る意識を持つことも重要だ」と強調。町職員に対しては「防災担当ではない職員も災害に対する心構えを持ち、有事には行動を起こしてほしい」と呼び掛けた。避難所運営訓練の中で防災用品を見学する参加者