企画展「白神山地の縄文」スタート/是川縄文館

津軽ダム建設に伴って出土した土器や土偶なだどを展示する会場=9日、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
津軽ダム建設に伴って出土した土器や土偶なだどを展示する会場=9日、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館の秋季企画展「白神山地の縄文」が10日に始まる。西目屋村の津軽ダム建設に伴って発掘調査され、出土した土器や土偶などを250点以上を紹介。企画展を担当する市川健夫学芸員は「是川遺跡との違いや共通点などがよく分.....
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 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館の秋季企画展「白神山地の縄文」が10日に始まる。西目屋村の津軽ダム建設に伴って発掘調査され、出土した土器や土偶などを250点以上を紹介。企画展を担当する市川健夫学芸員は「是川遺跡との違いや共通点などがよく分かる。白神山地の縄文人ならではの動物をモチーフにした珍しい土器などを見てほしい」と来館を呼び掛けている。11月23日まで。[br][br] 市川学芸員によると、近年の調査で白神山地の山間部に、縄文時代草創期から晩期にかけての遺物などが膨大に発見され、縄文人が1万年以上にわたって活動していたことが明らかになった。企画展では、その中から狩りの場面を物語のように模様にした狩猟文土器や、人間と動物が融合したような模様の土器、小さなキノコ型の土製品などを展示している。[br][br] 時間は午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。期間中、毎週月曜日は休館(11月2、23日除く)。毎週土曜日には学芸員による展示解説が行われ、11月7日午後2時には青森県埋蔵文化財調査センターの齋藤岳総括主幹が「白神山地の恵みと西目屋縄文遺跡群」と題して講演する。[br][br] 問い合わせは、是川縄文館=電話0178(38)9511=へ。津軽ダム建設に伴って出土した土器や土偶なだどを展示する会場=9日、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館