地域の文化、伝統に触れ 親子で藍染め体験/金田一中

藍染めの親子行事で藍の葉に塩を混ぜてもむ生徒
藍染めの親子行事で藍の葉に塩を混ぜてもむ生徒
二戸市立金田一中(千田幸喜校長)は9月30日、同校での親子行事で藍染めを行った。3年生38人と保護者が、学校で栽培した藍の葉を用いて布を染める作業に取り組み、古くから藍の栽培が盛んだった地域の文化や伝統に触れた。 金田一村(現二戸市)では、.....
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 二戸市立金田一中(千田幸喜校長)は9月30日、同校での親子行事で藍染めを行った。3年生38人と保護者が、学校で栽培した藍の葉を用いて布を染める作業に取り組み、古くから藍の栽培が盛んだった地域の文化や伝統に触れた。[br][br] 金田一村(現二戸市)では、江戸時代から藍が多く産出されていたという。地域の文化と学校の結び付きは深く、同校の校是には「青は藍より出(い)でて、藍より青し」とあり、生徒のジャージーも青色。親子藍染めは20年以上続く恒例行事になっている。[br][br] 同日は、生徒らが種まきから大切に育ててきた藍を刈り取り、葉を塩でもんで出た汁に薬剤を混ぜて「藍液」を製造。続いて液に布を浸し、ビー玉や割り箸などを使って染めの模様を付けた。完成した作品は、卒業式にメッセージを添えて保護者にプレゼントする。[br][br] 3年中村優花さんは「育てていた時は草取りが大変だったけど、金田一では昔から藍が栽培されていたので伝統がずっと続けばいいな」と願っていた。藍染めの親子行事で藍の葉に塩を混ぜてもむ生徒