男性船長、救命胴衣非着用で発見/平内沖漁船転覆事故

捜索活動のため規制線が張られた茂浦漁港=29日午後1時50分ごろ、平内町
捜索活動のため規制線が張られた茂浦漁港=29日午後1時50分ごろ、平内町
青森海上保安部によると、29日午前10時ごろ、平内町茂浦漁港から西約4キロの陸奥湾でホタテの養殖作業をしていた平内町漁協所属の小型漁船「優鵬丸」(4・0トン)が転覆し、乗り込んでいた男性船長(80)と妻(72)=いずれも同町=の2人が海に投.....
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青森海上保安部によると、29日午前10時ごろ、平内町茂浦漁港から西約4キロの陸奥湾でホタテの養殖作業をしていた平内町漁協所属の小型漁船「優鵬丸」(4・0トン)が転覆し、乗り込んでいた男性船長(80)と妻(72)=いずれも同町=の2人が海に投げ出された。妻は僚船に救助され無事だったが、船長は行方不明となり、約4時間半後に付近の海域で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。同海保が死因や事故原因を調べている。[br][br] 2人は同日早朝に茂浦漁港を出港。町漁協の別の漁船が転覆していた優鵬丸を発見し、漁協を通じて海保に連絡した。発見時、2人は救命胴衣を着用していなかった。[br][br] 町漁協によると、この時期はホタテの稚貝を小分けにし、かごに移し替える作業をしているという。[br][br] 転覆した漁船を目撃したという30代の男性漁師は「船首だけが海から見えていた。まさかこんなことになるとは」と表情をこわばらせた。船長について、別の男性漁師(70)は「漁師経験の長いベテランで、明るい人。今まで特に大きな事故は起こしていないと思う。非常に驚いている」と話した。捜索活動のため規制線が張られた茂浦漁港=29日午後1時50分ごろ、平内町