六日町町内会が「秋まつり」開催 町のまつり中止受け/三戸

六日町町内会が独自に開催した秋まつり。例年通り、制作した山車が披露され、子どもたちがお囃子を響かせた
六日町町内会が独自に開催した秋まつり。例年通り、制作した山車が披露され、子どもたちがお囃子を響かせた
新型コロナウイルス感染症の影響で「さんのへ秋まつり」が中止になったことを受け、三戸町の六日町町内会(栗谷川俊三会長)は20日、同町内会館で独自の秋まつりを開いた。例年通り山車を制作し、子どもたちがお囃子を披露。集まった地域住民はにぎやかな雰.....
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 新型コロナウイルス感染症の影響で「さんのへ秋まつり」が中止になったことを受け、三戸町の六日町町内会(栗谷川俊三会長)は20日、同町内会館で独自の秋まつりを開いた。例年通り山車を制作し、子どもたちがお囃子を披露。集まった地域住民はにぎやかな雰囲気を楽しみながら、「いつも通り」の大切さをかみ締めた。[br] 9月に開かれる「さんのへ秋まつり」は、各町内会が趣向を凝らして制作した山車が町中心街を練り歩く伝統行事。ただ、今年は中止が決まり、山車制作やお囃子の継承、地域住民の交流の場が失われる状況になっていた。[br] そんな中、同町内会は「地域に、そして子どもたちに、まつりを楽しむ場をつくろう」と決め、8月上旬から山車制作を開始。9月に入ってからお囃子の練習も始め、準備を進めてきた。[br] 当日、町内会館前でお披露目されたのは、加藤清正がトラを退治する勇壮な場面の山車。小中学生が大太鼓や小太鼓、笛を演奏し、一帯に祭りの雰囲気が広がった。[br] 大太鼓は、その年の中学3年生が担当する。“晴れ舞台”に立った三戸中3年、寺尾篤人さん(14)は「今年はまつりがないと思っていたので、大太鼓をたたけてうれしい。精いっぱい力を出せた」と笑顔を見せた。[br] 山車の制作責任者を務める小林太一さん(40)は「子どもたちにとって山車は毎年、まつりになると当たり前にある物。その『当たり前』を今年も見せられてよかった」と目を細める。[br] 栗谷川会長は「多くの人の協力のおかげでまつりを開催できた。これからも地域住民が集まる場をつくっていけたら」と力を込めた。六日町町内会が独自に開催した秋まつり。例年通り、制作した山車が披露され、子どもたちがお囃子を響かせた