六ケ所音頭保存会を設立 後継者育成や普及目指す

今後の活動方針について話し合う六ケ所音頭保存会のメンバー
今後の活動方針について話し合う六ケ所音頭保存会のメンバー
六ケ所村の郷土芸能「六ケ所音頭」の保存や普及を図るため、村内の舞踊団体などのメンバーが集まって、六ケ所音頭保存会(三戸秀子会長)を設立した。16日は中央公民館で理事会が開かれ、メンバーが今後の活動方針などを確認。「六ケ所音頭を多くの人に踊っ.....
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 六ケ所村の郷土芸能「六ケ所音頭」の保存や普及を図るため、村内の舞踊団体などのメンバーが集まって、六ケ所音頭保存会(三戸秀子会長)を設立した。16日は中央公民館で理事会が開かれ、メンバーが今後の活動方針などを確認。「六ケ所音頭を多くの人に踊ってもらえるようにしよう」と意気込んだ。[br] 六ケ所音頭は1977年10月7日に制定。村の風景などが歌詞に盛り込まれており、地域の盆踊りや運動会で披露されてきた。しかし、近年は少子高齢化などで地域のイベントが少なくなり、踊られる機会は減少。小中学校へも三戸会長らが指導に赴いているが、人員が不足している。[br] このままでは音頭が廃れていく可能性があるため、保存と普及啓発、後継者育成を目的に、三戸会長が保存会の設立を呼び掛けた。賛同した秀寿(ひでじゅ)の会、昂舞(こうぶ)会、花柳永良穂(えいよしほ)教室、泊音頭保存会の村内4団体から計43人が集まり、7月に保存会が結成されたという。[br] 理事会では、定期的に練習していくことなどを確認。本年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止で、小中学校への指導などができないものの、指導者を増やすことも目標とした。[br] 三戸会長は取材に「音頭は六ケ所の自然の様子が入っていて素晴らしいので、踊られなくなるのはもったいない。今後も村内で続いていくように頑張りたい」と話していた。今後の活動方針について話し合う六ケ所音頭保存会のメンバー