法テラスの代理援助不開始は不当 十和田の弁護士法人が提訴

日本司法支援センター青森地方事務所(法テラス青森)に代理援助制度の利用を拒まれたのは不当だとして、十和田市の弁護士法人「青空と大地」が、日本司法支援センター(本部・東京)に対し、約16万円の損害賠償を求める訴訟を十和田簡裁に起こしたことが7.....
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 日本司法支援センター青森地方事務所(法テラス青森)に代理援助制度の利用を拒まれたのは不当だとして、十和田市の弁護士法人「青空と大地」が、日本司法支援センター(本部・東京)に対し、約16万円の損害賠償を求める訴訟を十和田簡裁に起こしたことが7日、分かった。提訴は5月18日付。訴訟は青森地裁八戸支部に回され、10月14日に第1回弁論が開かれる。[br] 訴状によると、2018年4月、30万円の支払いを求める訴訟を起こされた青森県内の住民から相談を受けた原告が、法テラス青森に代理援助の申し込みを行ったところ、同年5月に「費用対効果の観点から代理援助になじまない」と援助不開始の決定を受け、弁護士報酬などの損害が生じたとしている。[br] 原告の代表は「代理援助制度を数多く利用してきたが、資力要件以外の理由で援助不開始となったのは初めて。要件に照らせば到底認められない」とした。[br] 被告の同センター訟務室の担当者は「係争中につきコメントは差し控える」とした。