3市町の議会議員協議会が研修会 浄法寺漆に理解深める/二戸市、三戸町、田子町

浄法寺漆の現状や歴史を紹介する姉帯敏美課長(右)
浄法寺漆の現状や歴史を紹介する姉帯敏美課長(右)
二戸市・三戸町・田子町議会議員協議会は8月28日、二戸ロイヤルパレスで研修会を開いた。市漆産業課の姉帯敏美課長が「南部がつないだ浄法寺漆」と題して講演し、浄法寺漆の歴史を紹介しつつ、広域で連携して漆産業の発展に取り組むための協力を呼び掛けた.....
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 二戸市・三戸町・田子町議会議員協議会は8月28日、二戸ロイヤルパレスで研修会を開いた。市漆産業課の姉帯敏美課長が「南部がつないだ浄法寺漆」と題して講演し、浄法寺漆の歴史を紹介しつつ、広域で連携して漆産業の発展に取り組むための協力を呼び掛けた。[br] 毎年3市町が持ち回りで開催しており、同日は議員ら約50人が参加した。[br] 姉帯課長は、かつて漆を搔(か)くために全国に出稼ぎをしていた「越前衆」が、福井県今立地方(現越前市)から、岩手県北地方や青森県南地方に多く移り住み、漆の産地を形成した歴史を紹介。[br] 越前衆は二戸、三戸両地域の漆搔きを「南部衆」と呼んでいたといい、「今後も連携して浄法寺漆の伝統を守っていければ」と呼び掛けた。[br] 研修会に先立って行われた総会では、本年度の事業計画などを承認した。浄法寺漆の現状や歴史を紹介する姉帯敏美課長(右)