「ふる里なんぶ」第14号刊行 長慶天皇伝説も紹介/南部町歴史研究会

ふる里なんぶ第14号を刊行した南部町歴史研究会の坂本瑞男会長(右)と佐々木敬祐副会長。手前に並ぶのは13冊のバックナンバー
ふる里なんぶ第14号を刊行した南部町歴史研究会の坂本瑞男会長(右)と佐々木敬祐副会長。手前に並ぶのは13冊のバックナンバー
南部町歴史研究会(坂本瑞男会長)は21日、2019年度の研究成果や講演資料をまとめた会誌「ふる里なんぶ第14号」を刊行した。南部氏の城館について専門家が解説するほか、町周辺地域に残る長慶天皇伝説について紹介しており、“ディープ”な郷土史を知.....
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 南部町歴史研究会(坂本瑞男会長)は21日、2019年度の研究成果や講演資料をまとめた会誌「ふる里なんぶ第14号」を刊行した。南部氏の城館について専門家が解説するほか、町周辺地域に残る長慶天皇伝説について紹介しており、“ディープ”な郷土史を知ることができる。[br] 同会は2007年から毎年1冊、会誌を発刊している。今回は19年度に5回開催された「なんぶふるさと塾」(同会、町主催)の内容を収録。講師は北東アジアの城館、戦国・安土桃山時代研究など専門分野が違い、それぞれの視点から城館について解説している。[br] 長慶天皇伝説の紹介は会員の江戸忠雄さん(同町)が執筆。各種文献を読み解き、同町周辺地域に長慶天皇が落ち延びた痕跡を挙げている。[br] 坂本会長は「掲載内容には南部町にある聖寿寺館(しょうじゅじたて)跡の発掘調査結果も反映されているので、ぜひ読んでみてほしい」とPR。編集長を務めた佐々木敬祐副会長は「専門家の考察を参考に、自分なりの推論を組み立てる楽しみ方もできる」と話した。[br] ふる里なんぶ第14号は72ページで、1冊2千円(税込み)。問い合わせは同町の史跡聖寿寺館跡案内所=電話0179(23)4711=へ。ふる里なんぶ第14号を刊行した南部町歴史研究会の坂本瑞男会長(右)と佐々木敬祐副会長。手前に並ぶのは13冊のバックナンバー